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記録-平成15年度詳細番組

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5月の公演

県民のための能を知る会鎌倉公演

平成15年5月5日(祝)午前10時/午後2時始            会場  鎌倉能舞台
入場料(消費税込)・・全席自由席 ¥4,700(友の会・団体¥4,200)

解説
能の歴史
解説
中森 晶三
狂言
棒縛(ぼうしばり)
次郎冠者
(朝)山本泰太郎
(昼)山本 則孝
.
.
主人
(朝)山本 則孝
(昼)山本泰太郎
.
.
太郎冠者
山本 則重

項羽
(朝)中森 貫太
(昼)奥川 恒治
.
.
虞氏
(朝)佐久間二郎
(昼)古川 充
. .
草刈男
殿田 謙吉
.
.
同伴者
.
.
渡守
山本 則秀
.
.
一噌 隆之
.
.
小鼓
幸 正昭
. .
大鼓
安福 光雄
. .
太鼓
観世 元伯

 「史記」を題材とする能。

前半ではシテが船頭の老人となり虞美人草の謂われや虞美人への想いを語る。
その後、将項羽が在りし日の姿で現れ、
后「虞美人」と共に垓下(がいか)の戦いで漢の攻めを受け自害する様を描いた、
世阿弥作の曲です。


6月の公演

県民のための能を知る会鎌倉公演

平成15年6月1日(日)10時/2時始       会場  鎌倉能舞台
入場料(消費税込)・・全席自由席 ¥4,700 (友の会・10名以上¥4,200)

解説
源氏物語と能
解説
*
上坂 信男
狂言
飛 越(とびこえ)
新発意
*
石田 幸雄
**
**
*
月崎 晴夫

光源氏
 (朝)
 (昼)
中森 貫太
遠藤 喜久
. .
藤原興範
 
野口 能弘
. .
従者
**
. .
里人
**
高野 和憲
*
*
*
一噌 隆之
*
*
小鼓
*
森澤 勇司
* *
大鼓
*
高野 彰
* *
太鼓
*
梶谷 英樹

永遠のプレイボーイ光源氏を主人公とし、彼の数奇かつ華麗な一生を描いた曲。

一時追いやられた須磨の浦を舞台に、旅の僧に語る自らの一生。
その後華やかに舞われる「早舞」と見どころの多い名曲です。


能を知る会東京公演別会

平成15年6月28日(土)午後1時始       会場  国立能楽堂
入場料(消費税込)・・ 指定席¥10,000(友の会¥9,000)/自由席¥6,000(友の会¥5,500)

講演
夢中之出と大獅子
講演
増田 正造
盛久
五木田三郎
. .
土屋三郎
森  常好
. .
輿かき
. .
輿かき
. .
下僕
野村万之介
.
.
松田 弘之
.
.
小鼓
大倉源次郎
. .
大鼓
亀井 広忠
狂言
薩摩守謡入(さつまのかみ)
野村 万作
. .
主人
月崎 晴夫
. .
渡守
高野 和憲
仕舞
.
観世 喜正
弱法師
.
観世 喜之
童子
獅子
中森 貫太
. .
獅子
佐久間二郎
. .
寂昭法師
殿田 謙吉
. .
石田 幸雄
.
.
一噌 隆之
.
.
小鼓
鵜澤洋太郎
. .
大鼓
安福 光雄
. .
太鼓
観世 元伯

盛久」は曲の始まりが変わる「夢中之出」と、貴人の前で舞を舞う時の「恐之舞(かしこみのまい)」という小書が入ります。

狂言「薩摩守」は「謡入り」と言う小書附きで野村万作師に演じて頂きます。

「石橋」は歌舞伎の「獅子」物の原曲。華やかさと豪壮さが見物の大曲です。
「大獅子」の小書により通常一匹の獅子が紅白二匹となり、舞の寸法も長くなります。

静と動の二曲をお楽しみ下さい。


7月の公演

県民のための能を知る会鎌倉公演

平成15年7月8日(火)10時始/2時始 (午前・午後で曲が違います)   会場  鎌倉能舞台
入場料(消費税込)・・全席自由席 各¥4,700 (友の会・10名以上¥4,200)

午前の部 午前10時始め
解説
現在物と夢幻能
解説
中森 晶三
狂言
痩松(やせまつ)
山賊
山本 則重
 
山本 則秀
富士ノ妻
観世 喜正
富士ノ娘
奥川 恒陽
臣下
森  常好
下人
山本 則孝
寺井 宏明
小鼓
鵜澤洋太郎
大鼓
柿原 弘和

午後の部 午後2時始め
解説
現在物と夢幻能
解説
中森 晶三
狂言
金藤左衛門(きんとうざえもん)
金藤左衛門
山本泰太郎
山本 則孝
里女
富士ノ妻
中森 貫太
. .
旅僧
森  常好
. .
従僧
舘田 善博
. .
里人
遠藤 博義
*
*
寺井 宏明
*
*
小鼓
鵜澤洋太郎
* *
大鼓
亀井 広忠

「富士太鼓」は子方を伴った現世の女性。
「梅枝」は幽霊となって僧の前に表れ、共に亡き夫を偲び太鼓を打ち、舞を舞います。

本来ならばタブー視される同じ女性の曲を、あえて朝・昼と続けて上演します。



10月の公演

能を知る会東京公演

平成15年10月7日(火)午後6時始            会場  国立能楽堂
入場料(消費税込)・・指定席 ¥7,000/自由席 ¥5,000(友の会・団体それぞれ¥6,500/\4,500)

解説
能面
解説
中森 晶三
狂言
魚説法(うおぜっぽう)
新発意
野村 萬斎
.
.
施主
高野 和憲
山伏
天狗
中森 貫太
.
.
帝釈天
小島 英明
. .
比叡山の僧正
殿田 謙吉
.
.
京童
石田 幸雄
.
.
京童
深田 博治
.
.
木葉天狗
野村 萬斎
.
.
木葉天狗
高野 和憲
.
.
木葉天狗
竹山 悠樹
.
.
木葉天狗
月崎 晴夫
.
.
一噌 庸二
.
.
小鼓
観世新九郎
. .
大鼓
柿原 崇志
. .
太鼓
観世 元伯

 ある僧、都東北員のあたりで子供が捉えて殺そうとしていた鳶を助けてやる。

庵室へ戻った僧のもとへ1人の山伏が訪れ、生命を助けて貰った礼を言い、返礼に何でも望みを叶えようと言う。

僧は、この世の望みはないが釈迦霊鷲山での説法のさまをひとめ拝みたいという。

山伏(実は天狗)は、お安いご用だがほんのパノラマをお見せするのだから
くれぐれも拝んでくれるなと固く約束させ、消え失せる。

さて僧が約束の場所に赴き、閉じた目を開けると、僧の前に荘厳な釈迦の説法が展開されている。

あまりのありがたさに随喜の涙をこぼした僧が思わず拝んでしまうと、
神聖な仏法を天狗ごときが玩んだと怒った帝釈天が駆けつけ、幻の大会を滅茶苦茶にし、天狗を痛めつける。

天狗は平身低頭詫び、こそこそと谷間に消え失せる。



県民のための能を知る会鎌倉公演

平成15年10月25日(土)10時/2時始       会場  鎌倉能舞台
入場料(消費税込)・・全席自由席 ¥4,700 (友の会・10名以上¥4,200)

解説
能装束
解説
*
中森 晶三
狂言
栗焼(くりやき)
太郎冠者
*
善竹十郎
**
**
主人
*
○ ○
松風
 (朝)
 (昼)
中森 貫太
駒瀬 直也
. .
村雨
 (朝)
 (昼)
佐久間二郎
坂 真太郎
. .
旅僧
**
村瀬 純
*
*
*
寺井 宏明
*
*
小鼓
*
幸 正昭
* *
大鼓
*
柿原 弘和

旅僧、須磨の浦で短冊の付いた松を見、所の者に謂れを尋ねる。

ここに流罪になっていた中納言行平(在原業平の兄)の愛人、松風・村雨姉妹の跡と知って弔っていると
日が暮れ、海女の塩屋に宿を借りようとする。

二人の海女は汐を汲み、車に乗せて帰って来る。
宿を一旦は断ったものの、僧と知って泊める。

松風村雨の話に涙する姉妹に不審する僧に、二人はその亡霊と明かし、
行平への思慕を綿々と訴え、はては形見の衣を纏って松を巡って狂い舞う。

弔いを頼み消え失せる二人、僧が目覚めればその声と思ったのは松風の音であった。
「熊野に松風米の飯」とうたわれる、名曲中の名曲。

 中納言行平物語の「松風村雨を友とし」の一句からこの大ロマンを描き出した謡曲作者の筆力に敬服します。



県民のための能を知る会鎌倉公演

平成15年10月30日(木)10時/2時始       会場  鎌倉能舞台
入場料(消費税込)・・全席自由席 ¥4,700 (友の会・10名以上¥4,200)

解説
能面
解説
*
中森 晶三
狂言
伯母ケ酒(おばがさけ)
(朝)
(昼)
山本泰太郎
山本 則孝
**
**
伯母
*
山本 則直
俊寛
 (朝)
 (昼)
中森 貫太
五木田三郎
. .
平判官入道康頼
 (朝)
 (昼)
鈴木 啓吾
遠藤 喜久
. .
丹波少将成経
 (朝)
 (昼)
古川 充
佐久間二郎
. .
赦免使
**
森  常好
. .
船頭
(朝)
(昼)
山本 則孝
山本泰太郎
*
*
*
一噌 隆之
*
*
小鼓
*
幸 正昭
* *
大鼓
*
柿原 光博

平家転覆の謀破れ、絶海の孤島鬼界が島に流された俊寛僧都・康頼判官・成経少将の
三人は肩寄せあって暮している。

都から赦免使が着き、狂喜して赦免状を読み上げるが俊寛の名前だけが無い。

一転奈落の底に突き落された俊寛は不自由な目で繰返し読み、これは夢かと狂乱する。

二人が乗って出ようとする船の纜に取りすがる俊寛。船頭は纜を切って船出する。

浜辺に泣き伏す俊寛、大声で慰め励ます二人。それも次第に遠ざかる。

 平家物語の中でも屈指の悲劇です。


11月の公演

県民のための能を知る会鎌倉公演

平成15年11月12日(火)10時始/2時始    会場  鎌倉能舞台
入場料(消費税込)・・全席自由席 各¥4,700 (友の会・10名以上¥4,200)

解説
恋の曲
解説
中森 貫太
狂言
鏡男(かがみおとこ)
野村 萬斎
鏡売
竹山 悠樹
高野 和憲

男ノ亡霊
(朝)中森 貫太
(昼)観世 喜正
(朝)古川 充
(昼)奥川 恒治
旅僧
殿田 謙吉
従僧
(朝)御厨 誠吾
(昼)梅村 昌功
里人
深田 博治
松田 弘之
小鼓
後藤嘉津幸
大鼓
安福 光雄
太鼓
徳田 宗久

諸国一見の僧。陸奥狭布の里で錦木売りの夫婦と出会う。

二人は求婚する男が女の家の門辺に錦木を立てて女がそれを取り入れれば承諾の証と語り、
3年間錦木を立て続けて思い叶わず、死んだ男の塚を錦塚と教え姿を消す。

夜もすがら僧が弔っていると二人の幽霊が現れ、男が錦木を立て続けた様子を見せ
仏果を得た喜びの舞を舞い、夜明けと共に消え失せる。



能を知る会横浜公演

平成15年11月26日(水)午後2時始   会場  横浜能楽堂
入場料(消費税込)・・ 指定席¥6,000(友の会¥5,500)/自由席¥4,700(友の会¥4,200)

講演
仇討と芸能
講演
堂本 正樹
狂言
鬼の継子(おにのままこ)
野村 萬斎
. .
高野 和憲
曽我五郎時政
中森 貫太
. .
十郎
五木田三郎
. .
團三郎
中所 宜夫
. .
鬼王
奥川 恒治
.
.
五郎丸
遠藤 和久
.
.
古屋
小島 英明
.
.
古川 充
.
.
鈴木 啓吾
.
.
大藤内
野村 萬斎
.
.
通行人
竹山 悠樹
.
.
寺井 宏明
.
.
小鼓
幸 正昭
. .
大鼓
柿原 弘和

曾我兄弟は富士の巻狩に紛れて、父の敵 工藤祐経を討とうと富士の裾野に赴く。

そこで母親への形見を鬼王・団三郎兄弟に託すが、兄弟は共に討ち死にするとこれを拒む。

それを説き伏せて故郷へ帰し首尾良く父の敵を討つが
兄・十郎は討ち死にし、弟の五郎(シテ)も女装した五郎丸に捕らえられ
頼朝の午前に引き立てられていく。


1月の公演

県民のための能を知る会鎌倉公演

平成16年1月23日(金)10時始/2時始    会場  鎌倉能舞台
入場料(消費税込)・・全席自由席 各¥4,700 (友の会・10名以上¥4,200)

講演
平家物語と能
講演
馬場あき子
狂言
因幡堂(いなばどう)
善竹 十郎
(朝)善竹大二郎
(昼)善竹富太郎
薩摩ノ守忠度
(朝)中森 貫太
(昼)五木田三郎
旅僧
森  常好
従僧
(朝)舘田 善博
(昼)則久 英志
浦人
(朝)善竹富太郎
(昼)善竹大二郎
内潟 慶三
小鼓
鳥山 直也
大鼓
柿原 光博

「平家の公達忠度は和歌の上手として知られ、
その歌は和歌の師藤原俊成卿によって「千載集」にも取り入れられた。

しかし平家は朝敵となったためにその歌は「詠み人知らず」とされ
忠度の名は削られた。

武将でありながら、討たれたことよりもそのことを妄執の第一と俊成に告げる、
修羅物の中でも特色のある曲。



乱  能 (らんのう)
鎌倉能舞台三十五周年記念

(番組・出演者等は変更になる場合がございます)

平成16年2月17日(火)11時始 4時半終演予定   会 場 国立能楽堂

小鍛治
童子
稲荷明神
善竹 十郎
三條宗近
大江 照夫
勅使
高野 彰
下人
梶谷 英樹
長沼 範夫
小鼓
柴田 稔
大鼓
駒瀬 直也
.
.
太鼓
小島 英明
舞囃子
屋 島
源義経
森  常好
.
.
桑田 貴志
.
.
小鼓
足立 禮子
. .
大鼓
佐久間二郎
狂言
呼声
太郎冠者
殿田 謙吉
.
.
次郎冠者
中森 貫太
.
.
大日方 寛
仕舞
二人静 クセ
静御前
柿原 弘和
.
.
菜摘女
柿原 光博
仕舞
舎利
足疾鬼
安福 光雄
.
.
韋駄天
吉谷 潔
舞囃子
吉野天人
天人
安福 建雄
.
.
中森 貫太
.
.
小鼓
中森 晶三
. .
大鼓
中森健之介
. .
太鼓
中森 慈元
土蜘蛛

土蜘蛛の精
山本東次郎
源頼光
山本 則俊
胡蝶
小寺真佐人
従者
徳田 宗久
.
.
独武者
山本 則直
.
.
従者
田中 達
.
.
従者
小野寺竜一
.
.
下人
梅村 昌功
.
.
高野 和憲
.
.
小鼓
八田 達弥
. .
大鼓
深田 博治
.
.
太鼓
遠藤 喜久
一調
夜討曽我
一噌 庸二
.
.
小鼓
五木田三郎
仕舞
花筐
大倉正之助
.
.
大鼓
中森 貫太
狂言
蝸 牛
山伏
奥川 恒治
.
.
太郎冠者
遠藤 和久
.
.
主人
遠藤 喜久
 酌之舞

融大臣
観世 元伯
.
.
旅僧
柿原 崇志
.
.
所ノ者
古賀 裕巳
.
.
鈴木 啓吾
.
.
小鼓
観世 榮夫
. .
大鼓
関根 祥人
.
.
太鼓
中森 貫太

乱能とは・・

能は、シテ方(能の主役、ツレ役、子方、地謡、後見を勤め、原則として興行を司る)・ワキ方(ワキ、ワキツレ)・囃子方(笛、小鼓、 大鼓、太鼓の四役)・狂言方(狂言の演者の他、能の中にアイとし て参加)の三役七業種に厳格に分かれ、他の職種を兼ねることは絶対にありません。

それを初心・童心にかえって役を全部取り替えて演ずるのが乱能です。本職が舌を巻く程の上手もあれば、抱腹絶倒のウルトラ珍芸もあり、大変に楽しい催しです。

ただ、現在は三役の人たちが物凄く忙しくてなかなかこういった「遊び会」をやっている暇がありません。今回は鎌倉能舞台35周年記念ということでご無理をいってお付き合い頂き開催できることとなり、大変名誉のことと感謝に堪えません。



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