上坂先生のお話
伊勢物語と能について

狂言「蟹山伏」
シテは野村万之介先生

「雲林院」午前の部
シテは観世喜正先生

前シテは花守の老人
面は”三光尉（さんこうじょう）”

紫の指貫（さしぬき）に
白地業平菱の単狩衣

「雲林院」午後の部
中森貫太先生

狩衣は紺地の業平菱に。
扇の端に赤い色が入るのを
”妻紅（つまべに）”と言います

クセの型所「降るは春雨か」
面は”中将（ちゅうじょう）”

「名残の月も山間の羽袖」の雲扇
指貫（袴の一種）は緋色を使いました

ワキとの名残を惜しみます
この曲で唯一座るところ

武官なので
初冠（ういかむり）の嬰（えい）が巻いていて
太刀を附けます