19. 2002年3月30日県民能横浜公演の記録です。

「附子」「邯鄲」

野村萬斎先生の「附子」
あおげあおげ〜の場面

主が帰ってきたので
食べてしまった言い訳をこしらえています

能「邯鄲」
間狂言も重要な役
最初に宿の女将が枕を持ってきます

迷える青年「廬生」(シテ)
面は「邯鄲男」(他の曲にも使います)

枕をしげしげと眺めています

眠っているシテを起こすワキ
夢の世界の話しの始まりです

輿(こし)に載って御殿に向かうシテ
輿が少々斜めですね・・

ズラッと並んだ臣下と舞童(まいわらべ)
ここからは地謡の聞かせどころ

シテに酌をする子方
今回は男装束でした(両用あります)

子方の舞の間に
シテは後ろ向きになって片袖を脱ぎます

「楽」の舞
この一畳台を百畳の大広間に見立てます

狭い台の上でいかに広々と舞うかが
シテの腕の見せ所

重要な型所「空下り(そらおり)」
片足を踏み外して柱につかまって下を見込みます

台から下りてからが問題
台の上と同じように舞わないと違和感が・・・

囃子方も打ちっ放し
かなり重労働な曲です

台に飛び込んだところ

間狂言が粟の飯が出来たと起こしに来て
ここから現実に引き戻されます

寝起きでボーッとしているシテ
ここから最後の見せ場

悟りを開き
邯鄲の枕を取り上げて戴いています
枕に向かってお辞儀をする型もあります


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