4.2006年6月25日「能を知る会 東京公演別会」の記録です。

講演「異色の能」・能「二人静」・狂言「素袍落(すおうおとし)」・能「張良(ちょうりょう)」

講演 「異色の能」
増田正造氏

能「二人静」
ワキ 森 常好師

ツレ菜摘女 中森貫太
今回は腰巻に水衣の替装束でいたしました 
面は「小面」
シテが乗り移ったツレが勝手の御前に
納めてあった舞装束を受け取ります

この型は「抱扇(かかえおうぎ)」
微妙に角度が揃っていません・・・

ツレに影の如く寄り添う静御前の霊
この曲一番の型所です

狂言「素袍落」
シテ 山本東次郎師 アド 山本 則直師
仕舞「高砂」 中森健之介
仕舞「屋島」 弘田裕一師
仕舞「国栖」 駒瀬直也師
能「張良」
ワキ 舘田 善博師
この曲はワキ方にとっての大曲です
シテ 観世 喜之師
慈元の初面に快くお付き合い下さいました
アイ 山本 則秀師
張良の身内の者の役でした
後ワキ 萌黄地立波半切は決まり柄だそうです
頭には「唐冠(とうかんむり)」を載せています
後シテ黄石公 茶地半切に白地狩衣でした
手には「唐団扇(とううちわ)」を持っています
ツレ 龍神 中森 慈元(15歳)
本日初面を披かせて頂きました
面は「黒髭(くろひげ)」
赤頭に「龍戴(りゅうたい)」を載せています
シテが被っているのは「唐帽子(とうぼうし)」です
果敢に龍神に立ち向かい黄石公の靴を取り返す張良
この曲はワキが大活躍します

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