能 高砂 (たかさご)



あらすじ

 肥後国阿蘇宮の神主友成は、高砂の松の根方を清める老人夫婦と言葉をかわし、松の目出度いいわれを聞く。二人は高砂住之江の相生の松の精と明かし、住吉で待つと言い置いて、小舟に乗って去る。
 後を追った一行は、住吉明神が巫に乗り移って御代万歳を寿いで、さっそうと舞う奇瑞を見る。

演者から一言

 この曲と「弓八幡」の神舞は「真之神舞」と言い、いくら囃子が速くなってもシテは文句を言えないのです。
 「八段之舞」の小書は、舞の途中でシテが拍子を踏むとゆっくりになり、また拍子を踏むと速くなるの繰り返しです。
 シテと囃子方が気を揃えてやらないと空中分解の恐れがあります……。


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