8. 2003年10月7日能を知る会東京公演の記録です。

「魚説法」・「大会」

解説は「能面」
中森晶三師

狂言「魚説法」
シテ 野村萬斎師

アド 高野和憲師

能「大会」
新演出の間狂言
蜘蛛の巣にかかって落ちた鳶(天狗)を
京童が捕まえたところ扇を鳶に見立てています

通りかかったワキ(比叡山の僧正)が扇と数珠を童にやって
鳶の命乞いをします
鳶を空に放すところ
後日に天狗が山伏の姿で礼を言いに来ます
前シテは直面です
主アイ野村萬斎師
木の葉天狗の親分です
子分の天狗達
この曲は間狂言6人でした

それぞれが仏に化けてお釈迦様の法座の周りに座ります
長い時間なので辛い姿勢です・・・

天狗が化けたお釈迦様
いかにも胡散臭いでしょ

天狗の見せる説法の姿に感動して約束を破って拝んでしまうワキ
飛び散るように間狂言が退出し、シテは早変わりします

物着で天狗の正体を現します
今回はとても手際よくできました
帝釈天登場!
この面は福井の能面師の方が作った創作面で
「帝釈天」と言うこの曲専用面です
正体を現した天狗
手に持っているのは羽団扇です
一応抵抗して戦う天狗
帝釈天が持っているのは「打杖(うちづえ)」です
空に逃げようとする天狗
橋掛かりの欄干に足をかける時には
柱の所でないと万が一折れたりしたら大変です
帝釈天をまいて隠れた天狗
これを「袖をかづく」と言います
最後には帝釈天にさんざんに打ち据えられ降参します
一畳台が2つ出ると舞台が狭い・・・
質疑応答
今回はたくさん質問が出ました

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